かねてから行きたかった松島町のハンバーガー屋さん「Harry's Junction」で昼食を認めてきた。往路はここ数回の小ツーリングで立て続けに走ることになった利府< >大和町の定番コースを逆走。復路はこれまた定番のK60こと野蒜街道……を並走する田園地帯を縫う農道を初踏破。すべてが大満足の半日となったのだった。
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なにしろ仙台から松島だ。あれこれコースはあれどすぐに着いてしまう。なので朝はのんびり10時半頃に自宅を出発。前記の往路、利府から仙台までを走ったことは数え切れないが、逆行は少ないし、前回がいつなのか思い出せない。案の定利府・しらかし台団地を通り抜けるまでは盤石だったが、その先で右折する交差点をひとつ勘違い。Uターンついでにその交差点角にあった染殿神社に立ち寄る。
厳かな気分になれたのは良かったが、その後もあれこれ勘違い。やや遠回りをして松島町内に入ったのはほぼ正午だった。
さてこの日の筆者は連休の初日。ここで羽目を外して帰宅が18時なんてソロツーリングをかましたら、明日以降の体力に支障を来すことは間違いない。なので大人しく帰ることにするのだが、問題は復路のコース取りである。そもそもHarry's Junctionへの初訪問が遅れたことも「松島が近過ぎること」が問題なのだ。仙台人は松島にわざわざ出かけないもんなぁ。この日の復路も新鮮なプランが思いつかず、爆食後の店内でGoogle Mapをあれこれ調べ、ようやく奥松島からR45を経由して品井沼へ抜ける細い農道の組み合わせを発見した。
ところがこのコースがなかなか味わい深い良道だった。次々現れる右左のコーナー。海岸線に近い田園地帯だから視界は良く、それなのにアップダウンもある。気が付くと夢中で走ってしまい、いつもの品井沼・竹谷第2踏切付近のK229へ出るのはあっという間だった。ここは近い内に逆からも走ってみよう。
どうせあとは帰宅するだけだし……という心の余裕が良かったのだろう。いつも「あぁ、ここで写真が撮れれば……」と思いつつ走り過ぎてきた大郷町内、K146とK241がぶつかるT字路付近のちょっとしたスペース(田園地帯にはよくある)にプン太郎を停めて船形連峰の写真を撮る。曇っていて良かったのか悪かったのか。こんな風に思いついた時にすっとクルマを停められるのもソロツーリングの魅力だ。
3時間半/97km
さてこの拙記事を読んでHarry's Junctionを訪れようと思われた方のために、留意点をふたつご注進申し上げてこのソロツーリング記を締め括ることにする。ひとつ、お店の駐車場は店舗向かいのコイン洗車場である。表示はないが道路側2台分。その2区画がふさがっている場合はそれ以外の区画を使っても良いことになっているらしい。ふたつ、注文しようとするバーガーのパティが60gと120gの2種類ある場合、迷わず120gをチョイスすべし。いっしょに挟まれている野菜類や自家製ベーコンもしっかり美味いので、パティにも存在感を示してもらう必要があるからだ。では良いツーリングを。