2泊3日で箱根ターンパイクと伊豆半島を走ってきた。箱根は2016年の家族旅行以来の宿願。その時はレンタカーを借りざるを得ず、ターンパイクの入口を指をくわえて通り過ぎた。その無念を今こそ晴らさん!伊豆半島はやはり以前から小さな漁港を縫うように走りつつ富士山を眺めてみたいと思っていた。当ブログとしてはかなり大掛かりな遠征となった今回のツーリングは筆者ひとりで計画できたわけではない。いやむしろひとりで計画していたらこんな素敵な内容にはならなかったに違いない。不穏な社会情勢下、大々的に告知することは憚られたので、ご本人納得のうえで以下のみなさんに同道いただいた。
Profumo姐さん:アバルト 124スパイダー
しまの助さん:ルノー メガーヌR.S.
Kikuchi大先輩:AMG C43
当ブログではお馴染かつ気心知れた面々。そしてシークレットゲストとシークレット中古車購入ネタまで投入していただいた。当然のことながらウルトラ楽しいツーリングであった。関東勢の姐さんとしまの助さんがルート策定の労苦を担ってくださったおかげである。改めてお礼を申し上げます。1日目の移動日、2日目のツーリング日、3日目の帰仙の復路について章立てて書こう。
<箱根入りの1日目>
筆者以外の3人はこの日も房総半島あたりで盛り上がったという(笑)。しかし筆者、初日は無理せず移動日とした。朝7時半過ぎに自宅を出発。帰路はE4東北自動車道を北上する予定なので、往路はE6常磐自動車道を選択。これまで部分的に走ったことはあるが、仙台以南のE6を全走破するのは初めて。実はE6にはあまり良い印象がなかった。対面通行区間が多かったりペースの遅いドライバーが多い印象があったからだ。しかし特に相馬以南は車線も増え、快晴の下そこそこのペースで走ることができて望外に快適だった。加えて西側には新緑の山々、東側には太平洋が広がるなど眺望も美麗。あとでこのことをKikuchi大先輩に話したら「いいでしょう?意外といいのよ、常磐道」とにやり。食わず嫌いを恥じた。
三郷JCTでCナンバーの首都高に乗ってからはペースが著しく落ちた。覚悟していたので気落ちはしないが愉快ではない。帰路、GoogleMapに案内されるままにK468圏央道を走ることになったのだが、それなりのハイペースですいすい走ることができた。こっちの方が走行距離は延びても精神衛生上はよろしいかもしれない。もっとも田舎者の哀しさで、首都高は首都高で走ってみたいという気持ちもあったから、まぁいいんですけどね……。ただ筆者は携帯電話でGoogleMap.appをナビ替わりに使用しているのだが、山手トンネル内では情報が更新されず使い物にならなかった(携帯電話キャリアにもよるかもしれない。softbankはダメだった)。案内板の読解で事無きを得たが。同じような運用をしている方は注意されたし。そしてなんとかE1東名高速道路へ。要所要所で富士山が目の前に迫り、遠くへ来た実感がじわじわ湧いてくる。
14時に無事小田原へ到着。小田原駅前の宿にプン太郎を置かせてもらい、16時のチェックインまで付近を散策。JR小田原駅前は如何にも繁華街然としていてとても賑やか。うろうろするだけでも楽しい。「相模屋」で買ったいなり寿司で遅い昼飯をとり、逆方向の小田原城址公園へ。こちらも駅から至近である。城趾公園の茶屋で売っている400円の甘酒が滅法おいしい。風が少し強いが良い天気である。ベンチに座ってしばしのんびりしていたが、ここまで来て下から見上げるだけでは……と思い、天守閣を見学することにした。展示内容にも力が入っていたが、当方日本史にまったく疎く、猫に小判の印象を免れず。ごめんなさい。最上階で東西南北の眺望を堪能する。
帰ってチェックイン、少し昼寝をして目覚めたら18時である。房総半島経由で小田原入りのKikuchi大先輩と晩ご飯へ繰り出す。小田原だから魚が旨かろうということで「あじ屋でん助」なるお店に入店。筆者はお刺身定食1,980円、大先輩は海鮮丼2,000円。うっかりご飯をお代わりしてしまい満腹に!お酒をやらない大先輩と筆者、明日に備えて早寝することとし、早々に宿に戻る。それなりに疲れているはずなのだが興奮しているせいかうまく入眠できず。でも焦らない。どうせ明日はアドレナリンが出まくるはず。眠くなってる暇などないのだから。
つづく