息子の運転するロードスターで宮城県北にある伊豆沼まで行ってきた。息子の免許取得が現実味を帯びてきた昨年末、父親と行く最初のロングツーリングは伊豆沼、と本人が宣言していたのだった。やや怪しい雲行きの下、伊豆沼のほとりにあるレストラン「くんぺる」のオープン時間に合わせて、朝8時過ぎに自宅を出発。筆者はまず助手席でリラックス & 道案内。
仙台市北部の我が家から伊豆沼へ行くなら、本来はR4をひたすら北上すれば良い。だが高効率と運転の楽しみは反比例するので、特にプン太郎やロドっちのようなクルマには退屈極まりない。そこで上掲のコースでものすごく時間をかける。このコースは長年伊豆沼、および界隈の県道を走破してきた筆者が導きだした『仙台市北部から伊豆沼へのベストコース for プン太郎・ロドっち』である。B・Cセグメント車両スペシャルなくねくねコースだ。特に三本木から小牛田へ抜けるK152や、JR瀬峰駅近くのK1から分岐する農道はおすすめ。筆者はもう見慣れてしまったが、初めて走る人にはけっこうスペクタクルに映るのではないだろうか。
ローソン小牛田水越浦店
(宮城県遠田郡美里町青生字水越浦133-1)
定点観測地点
出鼻にガソリン給油したり、そもそも息子の運転は教習所的安全運転がいまだ抜け切れておらず(いや、それで良いのだが)、ペースは遅めである。ま、助手席に乗っている分にはそれくらいがちょうど良いんですけど。
そんなスローペースの往路を予想してはいたが、それでも多目に時間を見積もってしまい、開店時間の30分前、すなわち10:30には到着していた。産直販売所で買い物をしたりして時間を潰し、開店と同時にレストラン「くんぺる(宮城県登米市迫町新田字前沼149-7)」に入店。筆者はポークロースグリルと自家製パン1,518円、息子は赤豚とんかつごはんセット1,716円をいただく。
しみじみうまい。『肉を喰ったぁ!』という気持ちになれる逸品である。大満足して退店。筆者運転に代わり、岩出山町で酒まんぢうを購入して帰る算段である。
ロドっちのハンドルを握るのは久しぶりだが、まったく違和感なくスッと走り出せるのは素晴らしい。あまりコースを深く考えず「とにかく真横に、西に進めばいいんだろ」的に進める。久しぶりに走る農道(たぶん県道クラスの、番号か号線名が付けられていると思うのだが、GoogleMapで確認できず)は、過去に断片的に走ったことがある道路だった。走りながら「あ!ここ来たな」とか「あ!この神社に見覚えがある!」みたいな体験、楽しいですよね。途中E4東北自動車道の高架をくぐったところでK59-K17に合流し、無事岩出山町内へ。十五代目花山太右衛門謹製酒まんぢうを8個購入。さっそく車内でひとつづつ食べる。うまーい。昔、まだ息子(と娘)が保育園に通っているような頃、車内でこの酒まんぢうを食べた子どもたちが酔っぱらってしまい、ひたすらゲラゲラ大笑いしながら帰ってきたのも良い思い出。さすがに18歳になった息子は酒まんぢうくらいでゲラゲラ笑ったりしない。
なぜか実施されていた
スピードくじで当選した
日清のどん兵衛鴨だしそばと
いっしょに
R457をお行儀よく南下し、最短距離で帰宅。あぁ、つまらない。が、面白そうな道路はまだ軒並み積雪があり、下手をするとロドっちを傷める可能性がある。なぜわかるかって?往路の農道が圧雪や酷い轍のせいでベリー大変だったからだ(笑)。まだまだ我慢の季節である。