2021年のゴールデンウィークは通常のカレンダーとは違う日程でやってきた。幸い連休となり宮城県内のあちこちを探訪することができた(シフト勤務の職場だと、連休がバラ売りのごとくカレンダーに散らばることもある)。この日は家人も休みだったので、我が家の喫緊の課題「石巻市に行って山田醤油店の柚子こしょうゆを買ってくる」を片づけることにした。運転をシェアする都合からシトロエン C3にがんばってもらう。
お馴染の経路でまずはE45三陸自動車道・鳴瀬奥松島ICを目指す。定点観測地点を経由しつつ大和町、大郷町、東松島市をクリアしていく。この日はカメラを構えるのも大変なほどの強風が終日吹き荒れていて、おかげで晴天だったが撮影には苦労した。
往路のハイライトは先日の松島町へのライドで開発した、品井沼< >R45間の農道である。距離は短いが適度なアップダウンと見通しの良いコーナー。一部道幅が狭い区間もあるにはあるが、コーナーの先に立派な農家が突然現れたりして視界は退屈しない。R45に乗ればICはすぐだ。前述のとおりすごい強風だったが普通車への制限は特にかかっておらず、無事石巻女川ICで降りて市街地へ。一路「いちのまき元気いちば」を目指す。
山田屋商店の製品「ゆずこしょうゆ」はおそらく元気いちば以外の店舗でも購入できると思うのだが、確実に商品の扱いがあり、しかも2階に上がれば絶品の金華サバ焼き定食が食べられるわけで、便利を考えてどうしても元気いちばへ足が向いてしまう。まずは腹ごしらえということで筆者はその定食、家人はローストホエール丼(ローストビーフの鯨肉版)をオーダー。開店直後でほとんど客はおらず、北上川を眺めながらの店内には陽の光がふんだんに入ってくる。食事する前から良い気分になってくる。
もはやこの定食の味について細かく書くことはしない。こってり美味い。身体を慮ってごはんを少なめにオーダー。後半どうしてもさばとご飯の分量がアンバランスになるのは致し方なしとは言え、今後の課題ではある。家人が食事中に3回くらい「おいしい……」とうなっていたので、ローストホエールも相当美味かったのだろう。食後階下で買い物。ゆずこしょうゆは自宅用だけでなく長女・長男用にミニボトルも購入。美味しそうなものだらけで、買い物カゴがどんどん重くなってくる。ここで購入した練り物(かまぼこと揚げかまぼこ)もプリプリで美味しかった。
復路は県内陸部をふらふら帰ることにして、「ここ、曲がったらどうなる?」と思った交差点は全部好き勝手に曲がってみた。ログは録っていたのだが、それでも再び走ることができるか覚束ない。いつもは事前にコースを構築してから家を出るのだが、こんな風に行き当たりばったりで走るのも楽しい。免許を取って家の車を乗り回していた頃もこんなだった。あ!この道はここに繋がっていたのか!なんて興奮したりして。
そんなこんなで、主に県北の田植え状況をつぶさに見て回ることになった今年のゴールデンウィークはこれにて終了した。先のエントリーにも書いたとおり、コロナ禍下の県内ツーリングの課題は宮城県の南部を残すのみとなった。まだまだ続く。
5時間半/約130km
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