<眼福だらけの3日目>
Hさんのアルファロメオ ブレラを加えた5台の融資、いや雄姿
Hさんを加えてさらに盛り上がるべく計画されていた3日目。ところがこの日、筆者は友人たちとある約束があり、15:30までに仙台へ帰らねばならないのだった。GoogleMapによれば伊豆長岡から仙台までは約6時間半だという。やむを得ぬ休憩時間を考慮すれば、朝8時半には宿を出立する必要がある。宿の朝食が7:30からなので、けっこうぎりぎりだ。前夜の続きのような楽しい朝食を終え、ばたばたとチェックアウト。他のメンバーにホテルの駐車場で別れを告げ、8:45頃に出発。伊豆縦貫道に乗る前にガソリン補給……おーっと、意中のSSがまさかの休日。別のSSを探し始めたために20分近くのロスが発生。間に合うだろうか……。
ホテルの朝食でパンがずば抜けて美味しい……という経験をしたことがないので、手堅く和食で
週末のE1東名高速道路は意外に流れが良かった。ありがたい。自衛隊富士演習場の広大さに魂消つつ良いペースでE1を北上していると、GoogleMapが圏央道を勧めてきた。往路の首都高混雑に辟易していたこともあり、復路はK468圏央道に乗ってみる。初日のエントリーにも書いたとおりこのK468が好ペースでたいへん助かった。確かに大外廻りではあるものの、ペースさえ良ければストレスフリーである。やや時間に余裕が生まれてきたところで久喜白岡JCTでE4東北自動車道へ乗る。順調に流れるE4下りの走行車線を大人しく走る。ほどなくトイレ休憩も兼ねて佐野SAに立ち寄り。名物佐野あんぱんを無事に購入できたことに気を良くして、後部座席に移って仮眠を取る。これがまたしっかり30分近く寝てしまったらしい。時計の表示時間を信じられず何度も見てしまった(笑)。残り時間3時間弱。もはや待ち合わせ時間に間に合うかどうかは仙台市内の混雑具合次第というぎりぎり具合となってしまった。しかし追越車線を160km/hでぶっ飛ばすようなことはしない。あくまで法律に則って100km/hで走る。
さて、この日のE4周辺では様々なジャンルのクルマ好きたちが集会を開いていたようで、佐野SAには元暴走族と思われる大集団のパレードに出くわした。二輪車と旧車混合のパレードが、なんと地元県警と交通機動隊の先導付きでSAに次々入ってくる。族が?警察の?先導で?パレード?キツネにつままれたような気持ちとはこういうことを言うのだろう。みなさん和やかに談笑しておられました。家族連れの方もいまして。へーっという感じ。もう一団はスーパーカーである。これはもう文字通り。佐野SAを出発して間もなく、アヴェンタドール、ウラカンのランボルギーニ、458、488,ポルトフィーノなどのフェラーリ、AMG GT、マクラーレンの謎車(見ただけで型番がわかるような造りじゃないですよね)などなどにぶっこ抜かれる。と書くと誤解を与えるかもしれないが、意外にも彼らはジェントルに静かに(?)走らせている。しかしクルマの基本素養が高いだけに100km/hで走るのも効率が悪いのだろう。走行車線と追越し車線の行き来は、そりゃあもうエレガントだった。その後通り過ぎた上河内SAがランデブーポイントだったようで、駐車場がイベント広場のようになっていた。横目でちらりと見ただけだが。上河内、懐かしい。ロドっちで息子とふたり宇都宮オフに参加したあとに上河内SAのETCゲートから帰仙したものだ。
他にもいっぱい追い抜かれました
その後トイレ休憩を入れつつ無事仙台宮城ICで仙台市内へ。友人との待ち合わせ場所近くのコインパーキングにプン太郎を停めて15:26。抱腹絶倒の屋外結婚祝賀会(コロナ禍バージョン)に無事参加することができた。めでたしめでたし。
走行時間不明/1261km(3日間計)
3回に渡ってレポートしてきたこの3日間を思い出すと、今でも体温が若干上昇するような気がする。驚きと興奮と友愛に満ちた3日間だった。自動車という機械の恩恵をこれでもかと浴びた3日間でもあった。今このテキストを起こしながら、またターンパイクや伊豆路を走りたくてたまらなくなっている。ターンパイクも伊豆半島も、1回走っただけではまったく足りない。再訪を誓いつつこの旅行記を終える。Profumo姐さん、しまの助さん、Kikuchi大先輩、そしてHさん、ありがとうございました。またお会いしましょう。
了